検索フィルター条件の組み合わせによって、自社の特許ポートフォリオのうち、直近1年以内の審査で、引用文献として利用された特許(被引用文献)を抽出することができます。
また、「引用カテゴリー」を利用することで、X文献として利用されたのか、Y文献として利用されたのかを抽出できます。
特許の被引用件数は、特許の価値評価、維持年金納付の判断等において重要な判断要素の一つです。
ただ、技術のライフサイクルの影響や陳腐化等により、過去には引用されていたが、直近ではあまり引用されていない、というケースもあります。
そのため、直近において引用文献として利用されているかどうかを把握するのも重要です。
Patentfieldでは、以下のような操作により、直近の被引用文献および被引用カテゴリーを指定した、検索ができます。
1.フィルター(詳細)で、下図のように1~3行目を指定
「出願人/譲受人/権利者(出願/付与/最新」:分析したい出願人名を入力
「被引用日」:日本の審査において、引用文献として利用された日(≒審査日)を入力
「被引用カテゴリー」:引用カテゴリーを入力(X/Y/Aなど)
※注意点
引用カテゴリ/被引用カテゴリは、だいたい2010年以降の出願に対して付与されています。また、すべての出願に付与されているとは限らないためご注意ください。
上記1-3行の検索条件で検索した場合であっても、以下のような出願も抽出されますので、ご注意ください。
例)被引用日「2010/10/1」に、カテゴリー「X」で引用され、 かつ 被引用日「2022/5/1」にカテゴリー「A」で引用された特許
Appendix.
上記1-3行の検索条件の結果に対して、マップ機能を利用することで、以下のような分析等も可能です。
・テーマコード バーチャート
被引用文献として多く利用された技術分野はなにか(他社に先駆けて自社のほうが早く出願している=他社に対して、自社のほうが技術先行している領域はどこか)
・被引用出願人×テーマコード バブルチャート
自社のほうが技術先行している領域において、どの企業に対して先行しているか