検索結果画面では、左下に表示されているように「出願国」などの集計情報(下図)を確認できます。
例として「出願国」の場合、検索集合の中で、どの国に出願されているかの集計を確認しています。
また、特定国だけに限定(絞り込み)して表示する場合、国名を選択して「絞り込み」をクリックし再検索すると、選択した国の公報だけが抽出表示されるようになります。
特許分類の指定
Patentfieldでは、フィルター条件で指定する特許分類(IPC,FI)は、階層毎でコマンドが異なります。
特許分類で検索を行う際には、対応する階層のフィルター項目を指定してください。
[階層別 入力形態]
類似キーワード(類義語の検索サポート入力)
検索キーワードを入力後、キーワードを範囲指定→右クリック→「類似キーワード拡張」を選択すると、指定したキーワードの類似キーワードが表示されます。
「類似キーワード拡張」の横の数字をプルダウンから選択すると、表示する類似キーワードの件数を変更できます。
フィルター条件の論理演算
フィルター条件を用いた論理演算(AND/OR/NOT)には方法が2種類あります。
演算子の説明
AND:すべて含む OR:いずれかを含む NOT:含まない
各行で論理演算を構築する。
下図では、「L:1 AND L:2 AND L:3 AND L:4」となるように各行で演算を指定しています。
1行で各行のフィルター条件の論理演算を構築する。
下図では、各行の演算を1行で論理式にまとめています。
入力フィールド内の論理演算
[ブーリアン検索(論理演算)]
入力フィールドに入力した内容に対し、[一部含む/完全一致/いずれか含む/すべて含む]の条件指定ができます。
各入力フィールド内で論理演算を指定する。
下図の赤枠内の検索種別を選択することで、入力フィールドに入力した内容に対しての論理演算の指定が可能です。
入力フィールド内に複数の条件(キーワード,特許分類など)を入力する場合は、スペースで区切る必要があります。
入力フィールド内で、演算子(AND/OR/NOT)を使用すると正常に検索されない可能性があります。
・部分一致(いずれか):検索キーワードを「含む」ものをOR検索します。
「ソーラーパネル 架台」 #「ソーラーパネル OR 架台」と同じ検索結果になります。
・完全一致(すべて):検索キーワードと「(完全に)一致」するものをAND検索します。
例)出願人検索の場合
「京都大学」の出願を検索したい場合は、正式名称「国立大学法人京都大学」を入力するとヒットします。
「京都大学」と入力した場合は、正式名称と一致しないので、ヒットしません。
「国立大学法人京都大学」 #「国立大学法人京都大学」と一致し、検索がヒットします。
「京都大学」 #「国立大学法人京都大学」と一致しないので、検索はヒットしません。
・完全一致(いずれか):検索キーワードと「(完全に)一致」するものをOR検索します。
「2F002AB02 2F0022AC01」 #「2F002AB02 OR 2F0022AC01」と同じ検索結果になります。
[近接検索]
同一の入力フィールドに入力した複数の内容に対し、複数の内容同士が近く(近傍)に現れているものを検索できます。
検索種別で、近傍検索が可能な条件にのみ「近傍」が選択できるようになります。
近傍検索の入力方法には、下記2種類があります。
・検索種別で「近傍」を選択し、文字数を指定する。
下図の例では、「人工知能」と「ニューラルネット」が10文字以内に存在する文書を検索します。 また、アルファベットの場合は、「neural」と「net」が5単語以内に存在する文書を検索します。
・検索種別で「部分一致(すべて)」を選択し、「*N数値”単語1 単語2...単語N”」と入力する。
*N10”人工知能 ニューラルネット” #人工知能とニューラルネットが10文字以内に存在する文書を検索します。
近傍検索の応用
入力キーワードの最初または最後に【。|】を入力することにより、同一センテンス内とした近傍検索が指定できます。
入力例
同一センテンス内で近傍検索する場合は、キーワードの最後に【。|】を入力します。
*N100”太陽 電池。|”
#「太陽光を・・・電池性能を向上させた~。」という太陽と電池の順序で記載があるものを検索します。
#「太陽光の有効利用を図れる。さらに、優れた電池性能を有する。」の場合、文章中の【~。】により同一センテンス内ではないため、検索されません。
括弧をつけると、括弧内のスペース区切り前後のキーワードのいずれかと括弧外のものが近くに現れる文書を近傍検索できます。
*N100”(太陽 ソーラ)電池。|”
#「(太陽 OR ソーラ)を・・・電池性能を向上させた」のように括弧内の、[太陽] または[ソーラ]が[電池]との前後の記載順序を含め近傍関係にあるものを検索します。
[あいまい検索]
入力フィールドに、表記ゆれや誤記など、入力内容の一部の文字が異なっている場合でも検索できます。
例えば、US出願人で「GOOGLE」と検索すると、スペルミスがある「GOOGEL」や「GOOGOLE」などが出願人の文書もヒットさせることができます。
「あいまい検索」の入力方法は、下記のとおりです。
・検索種別で「曖昧一致」を選択し、文字数を指定する。
検索種別で、あいまい検索が可能な条件にのみ「曖昧一致」が選択できるようになります。
下図の例では、「GOOGLE」の2文字以内で変化する出願人を検索しています。
検出例:GOOGLE、GOOEE、GOOGEL、GOOLGE、GAGLE、GOGGLE、など
「あいまい検索」で指定できる数字は、最大5文字です。
[前方一致検索/後方一致検索/下位分類検索]
・前方一致検索/後方一致検索
入力フィールド内の記載キーワードの、前方/後方が一致するものを検索できます。
検索キーワードの頭/末尾に、[*(アスタリスク)]を入力することで、前方/後方が一致するものを検索できます。
下図のように、検索種別で「完全一致」が選択できる項目では、「前方/後方一致検索」ができます。
この機能により、出願人で末尾が異なるグループ企業や団体をまとめて検索することができます。
・下位分類検索
入力フィールドで特許分類を指定する際に下位の分類を含めた検索ができます。
IPC,FI,Fタームでは、末尾に【.(ドット)】をつけることにより、ドット下位分類(FIの場合、分冊識別記号も含む)をまとめて検索することができます。
例としてFI分類"A41B1/00"の場合、末尾に【.(ドット)】をつけることにより、"A41B1/00"のみではなく、下位分類の”A41B1/00”~”A41B1/22”までを含め検索します。
[フレーズ検索]
検索キーワードをダブルクォーテーション【 ” ” 】内で繋いだ場合、連続して出現するもののみを検索します。
ダブルクォーテーション【 ” ” 】で繋がない場合、2つのキーワードが[OR]で検索されます。 例えば、以下は”solar panel”という文字列が連続して出現する文書を検索します。
リーガルステータスの絞り込み
Patentfieldでは、リーガルステータスで絞り込みを行った検索を行うことができます。
指定のリーガルステータス項目にチェックを入れることで、選択したリーガルステータスの条件に基づいて絞り込みを行うことができます。
※リーガルステータスの定義についてはリーガルステータスのヘルプページもご参照ください。