コマンド検索は、検索項目コードを利用して、複雑な検索式をコマンドで組み立てることができる専門家向けの機能です。
検索項目コードの詳細は、こちらをご参照ください。
{検索項目コード}:{検索クエリ}
検索項目コードと検索クエリをコロン(:)で区切って入力します。検索項目コードが省略された場合、keywords(KW)と同じ意味となり、名称/要約/請求の範囲/明細書/審査官フリーワードを横断的に検索します。
論理積 AND and 指定なし
論理和 OR
論理否定 NOT not
AND OR NOTなどの論理演算子を指定することができます。指定しなかった場合、ANDとなります。
グルーピング
()カッコでグルーピングすることができます。
行番号を指定しての集合検索
コマンド検索では、複数行入力することができます。L:{行番号}と入力することにより、行を指定し、母集団を組み合わせて論理演算することができます。
太陽電池
ソーラーパネル
L:1 OR L:2
上記の例は、以下と同じ意味です。
太陽電池 OR ソーラーパネル
複数行での検索種別
コマンド検索で複数行入力した場合、デフォルトでは最終行のみが検索に利用されます。検索フォーム上部のラジオボタンにより、最終行のみではなく、各行をAND検索またはOR検索で繋いで検索することも可能です。
行単位での検索ヒット数の取得
コマンド検索では、行ごとに右端の検索ボタンをクリックすることにより検索のヒット数を確認することができます。
完全一致検索/部分一致検索
検索項目コードと検索クエリをコロン(:)のみで繋いだ場合、検索項目コードによって部分一致検索か完全一致検索か挙動が変わります。原則、長文テキスト系は部分一致検索となり、その他は完全一致検索となります。
部分一致:検索キーワードを「含む」ものを検索します。
完全一致:検索キーワードと「一致する」ものを検索します。
たとえば、以下はクレームを対象に"太陽電池"という文字列が「部分一致」しているものを検索します。
CL:太陽電池
また、たとえば、以下は出願人(JP: 最新)を対象に"国立大学法人京都大学"という文字列が「完全一致」しているものを検索します。
AMAPP:国立大学法人京都大学
検索項目によって検索種別が異なります。各検索項目の検索種別は、検索項目コードを参照してください。
検索クエリをダブルクォーテーション(")で繋いだ場合、連続して出現するもののみを検索できます。
たとえば、以下は"solar panel"という文字列が連続して出現する文書を検索します。
"solar panel"
一方、以下はsolarとpanelが同一文書に出現していればsolarとpanelの間に他の単語が出現していてもヒットします。
solar panel
コマンド検索モードでOR検索を繋げる場合、以下のようにそれぞれに検索項目コードをつける必要があります。
(CL:太陽 OR CL:電池) AND (CL:ソーラ OR CL:パネル)
*I"word1 word2.."という書式を用いることにより、一つの検索項目コードでいずれかの単語が含まれる場合という式を表現することができます。以下の例は、上記のORと同じ意味です。
CL:*I"太陽 電池" AND CL:*I"ソーラ パネル"
IN検索とフレーズ検索を組み合わせる場合は、以下のようにダブルクォーテーションの前にバックスラッシュ(\)を入力する必要があることに注意して下さい。
KW:*I"PHOTOVOLTAIC \"solar panel\""
上記の例は単純にOR検索で書くこともできます。
KW:PHOTOVOLTAIC OR KW:"solar panel"
近傍検索の操作方法は、こちらをご参照ください。
完全一致系の検索項目コードでは前方一致検索も行えます。たとえば、IPCで前方一致検索をする場合は以下となります。
IPC:G06F*
IPC, FI, Fタームでは、末尾に.(ドット)をつけることにより、ドット下位分類をまとめて検索することができます。
FIの場合、分冊識別記号、ファセット分類記号も含みます。
Fターム場合、付加コードも含みます。
たとえば、以下の例では、"G06F19/00 G06F19/10 G06F19/12 G06F19/14 G06F19/16 G06F19/18 G06F19/20 G06F19/22 G06F19/24 G06F19/26 G06F19/28"の分類で検索されます。
IPC:G06F19/00.
完全一致系の検索項目コードではあいまい検索も行えます。編集距離というアルゴリズムを用いて多少の表記揺れを許容して検索することができます。数値は最大で許容可能な編集距離になります。数値が大きいほど文字が多く異なっていてもヒットします。たとえば、以下は出願人 (JP:最新) で3文字以内の表記揺れのあいまい一致検索をする例です。この例では、"マイクロソフト コーポレイション"もヒットさせることができます。
AMAPP:*F3"マイクロソフト コーポレーション"
あいまい検索ができるコードは、検索項目コードを参照。
数値や日付データでは~を使うことにより範囲検索することができます。以下は、出願日が2011年1月1日から2011年3月1日を検索する例です。
AD:2011-01-01~2011-03-01
日付の場合は、年月日をハイフンで区切る必要があります。
数値や日付データでは><=などの不等号を使うことができます。以下は、出願日が2011年1月1日以降を検索する例です。
AD:>2011-01-01
コマンド検索では、//スラッシュを2つならべることによりコメントをつけることができます。//以降の文字列は検索には影響しません。
KW:太陽電池 //KWの検索対象は、タイトル、請求の範囲、明細書、審査官フリーワード
SE:"AN:JP20090253196"
SEC:"AN:JP20090253196"
太陽光パネル
SE:"AN:JP20090253196"
L:1 AND L:2
太陽光パネル
SE:"AN:JP20090253196@CL"
L:1 AND L:2
太陽光パネル
SE:"自然エネルギーである太陽光発電は敷地面積が広く大規模でありその清掃などのメンテナンスは人手で行うことは難しい。そこでごく簡単な設備で日本の四季にあわせて無人で清掃、除雪をおこなう。【解決手段】水上から水下方向にガイドレールを2本配置し、そのガイドレールに直角に、平行移動するワイパー棒を上から下に動かずことにより、太陽光発電パネルの表面を摩擦して汚れを落とす。このとき汚れを浮かす水はパネルに降った雨水を貯水し、ワイパー棒からスポンジで擦り付けるものとする。冬は凍結していないときに上から下まで冬用ワイパーを動かすことにより、除雪する。"
L:1 AND L:2
太陽光パネル
SE:"AN:JP20090253196 AN:JP20140165025"
L:1 AND L:2
太陽光パネル
SE:"AN:JP20090253196"
SE:"AN:JP20140165025"
L:1 AND L:2 AND L:3
FI:G06T7/00. //画像分析
FI:G06T11/00. //画像表現の生成
FI:G06N3/02. //ニューラルネットワーク
FT:5B057AA07. //医療用画像処理
KWD:*ONP8"(画像) (医療 診断 治療)" OR KWD:医療画像
KWC:*I"機械学習 ディープラーニング"
KWC:*I"CT MRI X線"
(L:1 OR L:2 OR L:3) AND L:4
(L:1 OR L:2 OR L:3) AND (L:5 AND L:6 AND L:7)
L:8 OR L:9