同義語辞書(検索時の同義語展開)

同義語辞書(検索時の同義語展開)

▶ 動画で見る(2本)

同義語辞書への登録と、同義語展開を使った検索の操作を、2本の動画でご覧いただけます。手順の詳しい説明は、この下の本文をご参照ください。

① 同義語辞書に言い換えを登録する(約1分13秒)

② 同義語展開で言い換えをまとめて検索する(約50秒)

※音声はありません。字幕でご覧ください。


同じ意味として扱いたい語の組(同義語グループ)をマイアカウントの「同義語辞書」に登録しておくと、検索するときに自動でORにして探します。検索式に言い換えを毎回並べる手間と、言い換えの漏れを減らせます。
入力した検索式実際に探す内容(同義語展開ON)
スマホ 電池(スマホ OR スマートフォン OR スマートホン) AND (電池 OR バッテリー)

グループの語は対等です。どの語で検索しても、同じグループの残りの語を含めて探します(代表語はありません)。辞書は1人ずつ持ち、展開は検索を実行した時点の辞書で行います。

この記事でわかること

  • 同義語辞書の開き方と、同義語グループ・カテゴリの登録方法
  • Excelでの一括書き出し・取り込み
  • 検索画面での同義語展開のON/OFFと、展開する語・件数の確かめ方
  • どの検索条件で展開されるか(展開のルール)と、上限・注意点

1. 同義語辞書を開く

トップページの「各種設定」にある「マイアカウント」を開き、左のメニューで「同義語辞書」を選びます。登録した同義語グループが一覧で表示されます。


画面の項目内容
検索画面に「展開する語」の行を出すオフにすると、検索欄の下に「展開する語」の行(手順5)を出さなくなります。設定はアカウントに保存されます
同義語を追加新しい同義語グループを登録します(手順2)
カテゴリを管理グループをまとめるカテゴリの追加・名前の変更・有効/無効の切り替えを行います(手順3)
ExcelExcelでの書き出し・取り込みを行います(手順4)
語で絞り込み/すべて・有効・無効/すべてのカテゴリ一覧を語・有効状態・カテゴリで絞り込みます。右端は登録件数と上限(3,000件)です
一覧行ごとに有効スイッチ・カテゴリ・同義語・更新日と、編集・削除のアイコンが並びます。行のチェックを入れると、有効化・無効化・カテゴリ変更・削除をまとめて行えます

※まだ1件も登録していないときは、一覧の代わりに「同義語を追加」「Excelから追加」「カテゴリを管理」の始め方のボタンが表示されます。

2. 同義語グループを追加する

「同義語を追加」を押すと、「同義語グループを追加」の画面が開きます。同じ意味として扱う語を1行に1語ずつ入力し(1グループ2〜30語)、「保存」を押します。


  • 「件数を確認」を押すと、上の語から1つずつORで足したときの件数の累計(全文・全ての国での目安)が表示されます。最後の行が「まとめて」の件数です。言い換えを足すと件数がどれだけ増えるかを、登録する前に確かめられます。
  • 「カテゴリ」でグループを入れるカテゴリを選べます(手順3)。未分類のままでもかまいません。
  • 「有効にする」のチェックを外すと、登録したまま検索では展開しない状態にできます。

登録済みのグループを直すときは、一覧の行の鉛筆アイコンから同じ画面を開きます。

次のような語は登録できません(検索式として正しく扱えないため):「"」や「\」・改行を含む語、AND・OR・NOT や検索式の記号(- + * ( ) ~ < > $ / :)だけの語、1文字の英数字・記号、100字を超える語

※「件数を確認」は今日の検索回数に数えません。

3. カテゴリでまとめて有効・無効を切り替える

「カテゴリを管理」では、分野ごとにグループをまとめるカテゴリを作れます。カテゴリの「有効」スイッチを切ると、そのカテゴリのグループは検索で展開されなくなります。


  • カテゴリを無効にしても、グループごとの有効/無効は書き換えません。カテゴリを有効に戻すと元どおりに展開されます。
  • カテゴリを削除するときは、「グループは未分類に戻す」(既定)か「グループも削除する」かを選べます。
  • カテゴリは100件まで、名前は50字までです。

4. Excelで書き出す・取り込む

「Excel」のメニューから、辞書をExcelで書き出したり、Excelのファイルからまとめて登録したりできます。


操作内容
Excelに書き出す「はじめに」(使い方)と「同義語」(1行1グループ)の2シートのファイルを書き出します
Excelから追加今のグループは残したまま、ファイルのグループを追加します。同じ語の組み合わせのグループは有効/無効とカテゴリだけを更新し、辞書に無いカテゴリは新しく作ります
Excelで置き換え今の辞書をファイルの内容で置き換えます(今のグループはすべて削除。カテゴリは残ります)。書き出したファイルを編集して戻すときに使います

どちらの取り込みも、先に確認画面(追加・更新・スキップ・取り込めない行の件数と内容)が表示され、確認してから確定します。ファイルは5MBまでです。

5. 検索で同義語展開をONにする

検索フォームの検索欄の下にある「同義語展開」のスイッチで、展開のON/OFFを切り替えます。OFFのあいだは「ONにすると、同義語辞書で展開する語を表示します」とだけ表示されます。


スイッチをONにすると、検索する前に、今の条件で辞書が展開する語が「展開する語」の行に「元の語 → 同義語」の形で表示されます。どの語が言い換えられるかを、検索の前に確かめられます。


  • 同義語展開のON/OFFは、検索結果画面のヘッダの「同義語展開 ON/OFF」や、ヘッダの検索欄の検索設定(地球のアイコン)からも切り替えられます。
  • 切り替えた状態はこのブラウザに1年間記憶され、新しい検索の既定になります。保存条件・検索履歴から開いたときは、保存したときの状態で検索します(この機能より前に保存した条件はOFF)。
  • 「展開する語」の行の語を押すとそのグループが開き、その場で語を足せます。「+同義語辞書に追加」で新しいグループも作れます。右端の歯車からは、マイアカウントの同義語辞書を別のタブで開けます。
  • 行の右端の「︿」で行を小さくたためます(たたんでも展開のON/OFFは変わりません)。
  • 「展開する語」の行は、簡易検索・コマンド検索・詳細検索(全文検索・コマンド検索)の検索欄の下と、各検索フォームの「詳細検索条件」(フィルター)の下に表示されます。

コマンド検索では、式の中の展開する語に点線の下線が付き、マウスを乗せると同義語が表示されます。エディタの「同義語辞書に追加」からも、選んだ語で辞書を開けます。コマンド検索についてはコマンド検索をご参照ください。

6. 展開あり・なしの件数を見る

「展開する語」の行の「件数を見る」を押すと、今の条件のまま、展開なしと展開ありの件数を数えて表示します。


※「件数を見る」は押したときだけ数え、今日の検索回数には数えません。展開がONで、展開する語があるときに表示されます。

7. 検索結果での表示

同義語展開をONにして検索すると、検索結果のヘッダに「同義語展開 ON」と、展開した語の数(例:「2語を展開」)が表示されます。検索結果では、同義語も元の語と同じ色でハイライトされます。


「N語を展開」を押すと、元の語と同義語の一覧が表示されます。


  • 展開がOFFで0件のときは、「同義語辞書で展開して再検索」のボタンが表示されます。
  • エクセル出力の検索条件シートなど、検索条件の文言にも展開した内容(スマホ→スマートフォン など)が残ります。

8. どこで展開されるか(展開のルール)

展開は、検索式(全文検索・コマンド検索)と、文字で探す項目の条件に効きます。文字で探す項目は、文章の項目(キーワード・名称・要約・請求の範囲・明細書など)と、名前の項目(出願人・発明者・代理人とその住所)です。分類・番号・日付などの項目と、名前を完全一致で絞り込む項目(名寄せ出願人など)には効きません。

辞書との照合は、空白で区切った語と引用符で囲んだフレーズの単位で行います。語の一部では照合しないので、「スマホケース」は「スマホ」のグループでは展開されません。

検索式の書き方展開補足
スマホ 電池するそれぞれの語を展開します
"リチウム イオン電池"(フレーズ)するフレーズ全体を1つの語として照合します
*N10"電池 正極"(近傍)する近傍のそれぞれの語が、その同義語でも当たります
*ONP10"電池 正極"(語順近傍)する語順は保ったまま、それぞれの語が同義語でも当たります
TI:電池(コマンド検索の項目指定)する文章の項目なら展開します
APP:トヨタ(出願人。発明者 INV:・代理人 ATT: も)する名前の項目も展開します
電池*(前方一致)しない前方一致の語は展開しません
*N10,2"電池 正極" などしない間隔のほかに指定を付けた近傍の中は展開しません
分類・番号・日付などの項目、名前を完全一致で絞り込む項目(STAPP: など)しない文字で探す項目だけが対象です
  • 同じ語が複数のグループにあると、それらのグループの語をまとめて展開します(グループをまたいでさらに広げることはしません)。
  • 無効にしたグループ・無効にしたカテゴリのグループは展開しません。
  • 迷ったときは、検索欄の下の「展開する語」の行を見てください。ここに表示された語が展開されます。

表記ゆれ(フイルム/フィルム など)

辞書との照合では、全角・半角、大文字・小文字、小さいかな・大きいかな(フィルム/フイルム)、長音記号とハイフン・ダッシュ類、ヴァ行とバ行(ヴァイオリン/バイオリン)、アクセント記号(café/cafe)を同じ語として扱います。「フィルム」で登録したグループは「フイルム」と入力しても展開されます。

ただし、出願人・発明者・代理人の名前と審査官フリーワードは、全角・半角と大文字・小文字のほかは別の語として扱います。名前でも両方の表記を探したいときは、両方の表記を同じグループに登録してください。

出願人・発明者・代理人の名前で探すとき

出願人などの表記ゆれ(例:「トヨタ」「TOYOTA」)も、同義語グループに登録すれば展開されます。名前の欄を探すのは、コマンド検索の APP:・INV:・ATT:(住所の APPAD:・INVAD: も)、フィールド検索の出願人の行、簡易検索で検索対象に「出願人」「発明者」「代理人」を選んだとき、全文検索(検索対象を選ばないとき)です。キーワードの欄(KW:)と、コマンド検索で項目を付けない語は名前の欄を探さないので、そこに名前を書いても出願人などには当たりません。

9. プロジェクトで同義語を共有する

プロジェクトのオーナーは、自分の辞書のカテゴリをプロジェクトに共有できます。共有すると、プロジェクトの参加者は自分で登録しなくても、同義語展開をONにした検索でその同義語が使われます。

  • オーナー:「カテゴリを管理」の行の共有のアイコンから、共有先のプロジェクト(自分がオーナーのプロジェクト)を選びます。共有は参照なので、オーナーが辞書を直すとそのまま参加者にも効きます。共有をやめるときは、共有先のチェックを外して保存します。
  • 参加者:マイアカウントの同義語辞書に「プロジェクトで共有されている同義語」が表示されます。プロジェクトごとにOFFにでき、カテゴリを押すとグループを見られます(編集はオーナーだけ)。同じ語は自分の辞書の同義語を先に使い、共有された同義語には「共有」の印が付きます。

10. 上限と注意点

項目内容
同義語グループ1人3,000件まで。1グループ2〜30語、1語100字まで
カテゴリ1人100件まで。名前は50字まで
1回の検索で足す同義語300語まで。超えた分は展開せず、「一部の語は展開していません」と表示します
Excelの取り込み1ファイル5MBまで
件数の確認登録画面の累計は最大30語まで。1人が同時に数えられるのは1回までです
辞書を編集すると、保存条件・アラートの結果も変わります。展開は実行した時点の辞書で行うため、保存したときの件数と、あとで実行したときの件数がずれることがあります。

展開に使うのは、基本的に検索した人の辞書(と、その人が参加しているプロジェクトで共有された同義語)です。共有された保存条件を開いて検索した場合も、検索した人の辞書で展開します。ワークグループの定期アラートは保存条件の持ち主、定期実行のAIR(新着査読)・フローはタスクの持ち主の辞書で展開します。

よくある質問

Q. 辞書を直したら、保存した条件やアラートの結果は変わりますか?

A. 変わります。展開は実行した時点の辞書で行うので、次の検索・アラートから反映されます。

Q. グループの先頭の語に意味はありますか?

A. ありません。どの語で検索しても、同じグループの残りの語を含めて探します。

Q. 展開したはずなのに件数が変わりません。

A. 同義語展開をONにして、検索欄の下の「展開する語」の行にその語が表示されているかを確認してください。前方一致(電池*)や、分類・番号・日付の条件、名前を完全一致で絞り込む条件(名寄せ出願人など)は展開しません。グループ・カテゴリが無効になっていないかも確認してください。

Q. 「フィルム」と「フイルム」は両方登録する必要がありますか?

A. 名称・要約・請求の範囲・明細書を探すだけなら片方で足ります。出願人・発明者・代理人の名前と審査官フリーワードでも両方の表記を探したいときは、両方を同じグループに登録してください。

Q. 件数を確認すると、今日の検索回数が減りますか?

A. 減りません。「件数を確認」「件数を見る」は検索回数に数えません。同義語展開をONにした通常の検索は、これまでどおり1回と数えます。

Q. 「展開する語」の行が邪魔です。消せますか?

A. 行の右端の「︿」で小さくたためます。行そのものを出したくないときは、マイアカウントの同義語辞書で「検索画面に「展開する語」の行を出す」をオフにしてください。

Q. チームで同じ同義語を使うには?

A. プロジェクトのオーナーが、自分の辞書のカテゴリをプロジェクトに共有します(「カテゴリを管理」の行の共有のアイコン)。参加者は登録しなくても検索で使えます。

Q. 外部API(Patentfield API)の検索でも展開されますか?

A. いいえ。展開するのは画面からの検索と、その条件で動くアラート・AIR・フローです。