AIセマンティック検索は、原則10,000件ヒットするようになっています。
AIセマンティック検索の検索結果に対して、特許分類やキーワードを組み合わせることで、関連性の高い特許に件数を絞り込みできますが、適切な特許分類を選定する、関連キーワードを漏れなく抽出するには専門的な知識が必要だったり、時間がかかります。
専門知識がなくとも時間をかけずに効率的に、特許分類の選定や関連キーワードを抽出する方法について解説します。
【対象】
特許検索に不慣れな方
特許出願前に効率よく先行文献を調査したい方
特許分析するための母集団を簡単に作成したい方
操作動画01(手順1~3まで)
操作動画02(手順4)
操作動画03(手順5)
1.調査テーマに関する文章を入力して、AIセマンティック検索を実行する
入力文章:生体に吸収される材料で形成された脳動脈瘤用のステント
2.1の検索結果から調査テーマに近い特許を1件探して、「関連特許」をクリックする
1の検索結果では、入力した文章に類似する特許10,000件がヒットしています。
文章が短い場合は、関連性の低い特許やノイズが多く含まれている可能性が高いため、「関連特許」をクリックして、調査テーマに関連する特許を再検索します。
関連特許をクリックすると、クリックした公報(JP2021024226A)の全文のテキスト情報を利用して、再度セマンティック検索を実行します。
3.2の検索結果に対して、マップの集計条件「FIメイングループ」を表示して、上位2件の分類をクリックして、検索ボタンを押す
2の検索結果では、公報(JP2021024226A)の全文のテキスト情報を利用して検索しています。
マップの集計条件で「FIメイングループ」を選択すると、検索結果10,000件に付与されている「FIメイングループ」の上位10件が表示されます。
そのうち、上位2件(A61F2 OR A61B17)のマップのバーチャートをクリックすることで、フィルター条件に自動的に追加されます。
マップのバーチャートをクリックしたあと(フィルターに追加されたあと)、検索ボタンをクリックすることで、フィルター条件を追加してセマンティック検索を実行します。
4.3の検索結果に対して、「関連キーワード」のウィンドウボタンをクリックして、調査テーマに関するキーワードを選定する。
関連キーワードは、検索結果すべての公報から特徴的なキーワードを抽出して特徴度が高い順にリスト表示してくれる機能です。
左の「+」プラスボタンをクリックすると、該当するキーワードの
類似キーワードが表示されます。
関連キーワードのリストおよび類似キーワードから検索に使用したいキーワードをクリックすると、詳細検索画面のフィルター(詳細)にクリックしたキーワードが追加されています。
5.4のキーワード選定後、キーワードの意味のかたまりごとに分解して検索する
下図の2~5行目のように意味ごとにキーワードを分解することで、より調査テーマに近い特許を絞り込むことができます。
※検索結果の件数をさらに絞り込みたいときは、フィルター(詳細)の最下行(6行目)に、さらに関連するキーワードを追加入力します。
キーワードを入力後、キーワードを選択して右クリックすると「
類似キーワード拡張」を選択することで、類似キーワードが自動入力されます。