パレート図・スロープチャート・伸長率バブルチャート・サンキー図

パレート図・スロープチャート・伸長率バブルチャート・サンキー図

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パレート図・スロープチャート・伸長率バブルチャート・サンキー図・組み合わせチャート・ベン図の作り方と、グラフをクリックして絞り込む操作を、動画(約3分0秒)でご覧いただけます。

※音声はありません。字幕でご覧ください。


検索結果画面の「分析」で描けるグラフに、パレート図・スロープチャート・伸長率バブルチャート・サンキー図の4種類が加わりました。「上位に集中しているか」「どこが伸びているか」「誰がどの技術に出願しているか」を、表を読み込まなくてもグラフ1枚で確認できます。

この記事でわかること

  • 4種類のグラフの選び方(どの集計で選べるか、何がわかるか)
  • パレート図・スロープチャート・伸長率バブルチャート・サンキー図の見方
  • グラフをクリックして絞り込む方法と、PFレポートのプリセット
  • ご利用にあたっての注意点

1. 新しいグラフの選び方

グラフの種類は、集計項目(軸)を選んだあと、「チャート種類」のプルダウンで選びます。プルダウンには、選んだ集計の形で描けるグラフだけが表示されます。新しい4種類は、次の集計で選べます。

グラフ選べる集計わかること向いている軸の例
パレート図1軸の集計(出願年などの時系列を除く)上位いくつで全体の何割を占めるか(少数に集中しているか、多数に分散しているか)出願国、出願人、特許分類、AIサマリーの課題・用途
スロープチャート時系列(出願年など)を含むクロス集計前半と後半の2期間で、どの項目が増えたか・減ったか出願人・課題・用途・特許分類 × 出願年
伸長率バブルチャート時系列(出願年など)を含むクロス集計規模と伸びを同時に見て、主要・急伸・縮小に分ける出願人・課題・用途・特許分類 × 出願年
サンキー図時系列を含まないクロス集計、または3軸の集計軸をまたいだつながり(誰がどの技術に、どの課題がどの用途に)出願人 → 特許分類、出願人 → 課題 → 用途

1軸の集計の場合(パレート図)

集計項目に出願人や出願国などを1つ選び、「チャート種類」のプルダウンから「パレート図」を選びます。

時系列を含むクロス集計の場合(スロープチャート・伸長率バブルチャート)

集計項目に出願人などを選び、クロス集計項目に「出願年」を選ぶと、プルダウンに「スロープチャート」と「伸長率バブルチャート」が表示されます(バンプチャートの下に並んでいます)。サンキー図は、出願年などの時系列を含まないクロス集計(例:出願人 × IPCサブクラス)か、3軸の集計で選べます。

※新しいグラフを使うための追加の契約は不要です。分析グラフをご利用いただけるすべてのユーザーがお使いいただけます。選べる集計項目(AIサマリーの課題・用途など)は、これまでどおりご契約内容によって異なります。

※出願人・特許分類などの詳細画面のグラフや、PFレポートのユーザーチャートでも、同じグラフを選べます。

この記事の画面は、「リチウムイオン電池」の全文検索(約64.6万件)で作成したものです。集計の対象は、グラフの上に表示される上限件数(この例では50万件)までの検索結果です。詳しくは マップで描画できる上限件数 をご参照ください。

2. パレート図

値の大きい順に並べた棒グラフと、上位から足し上げた割合(累積構成比)の折れ線を1枚に描きます。折れ線の立ち上がり方を見ると、上位に集中しているか、多数に分散しているかがわかります。

要素表しているもの
棒項目ごとの件数(値の大きい順)
折れ線(右の軸)上位から足し上げた件数の割合。「その他」を含む全体に対する割合です

出願国のパレート図の例です。CN だけで53.7%、JP を足して77.8%、US までで88.1%、上位5か国で98.1%に達しています。調査対象の国を上位国に絞っても、取りこぼしが少ないことがわかります。

出願人のパレート図の例です。上位10社を足しても8.0%にとどまり、出願人が多数に分散している分野だとわかります。

見方のポイント

  • 折れ線が早く高くなるほど、少数に集中しています(例:出願国)。なだらかなほど、多数に分散しています(例:出願人)。
  • 折れ線は「その他」を含む全体に対する割合です。上位の項目だけを表示しているときは100%に届きません。「その他」の棒を表示すると、折れ線が100%に届きます。
  • 棒をクリックすると、その項目で絞り込めます(「その他」の棒は除く)。

3. スロープチャート

集計期間を同じ長さの前半・後半に分け、項目ごとに2つの期間の件数を線で結びます。線の傾きで、件数が増えた項目と減った項目がひと目でわかります。

要素表しているもの
横軸前半・後半の2期間(直近10年の集計なら、2017〜2021年と2022〜2026年のように5年ずつ)
縦軸期間ごとの件数の合計
線項目(出願人・用途など)ごとに1本

出願人 × 出願年の例です。宁德时代新能源科技股份有限公司(CATL)は1,714件から5,120件(約3倍)に、LGエナジーソリューション(韓国語表記)は3,148件から5,507件に増えています。一方、LG化学は1,621件から418件に、三洋電機は408件から45件に減っています(LGエナジーソリューションは、2020年にLG化学の電池事業を分社した会社です)。

AIサマリー 用途大分類 × 出願年の例です。電気・電子部品・半導体は173,177件から222,336件(1.3倍)、環境・エネルギーは24,009件から45,256件(1.9倍)、化学・材料は56,920件から89,358件(1.6倍)になっており、件数の規模と伸び方の違いを同時に読み取れます。

見方のポイント

  • 集計期間の年数が奇数のときは、前半と後半を同じ長さにするため、真ん中の年は使いません。
  • 項目ごとの件数の差がとても大きい軸(例:出願国)では、件数の少ない項目の線が下に詰まって見えにくくなります。その場合は、伸長率バブルチャートが向いています。
  • 点をクリックすると、その項目とその期間の年で絞り込めます。

4. 伸長率バブルチャート

スロープチャートと同じ2期間の件数から、規模(横軸)と伸び(縦軸)を1枚に描きます。「規模が大きく伸びている」「規模は小さいが急に伸びている」「減っている」を、バブルの位置で見分けられます。

要素表しているもの
横軸2期間の合計件数(対数目盛)。1つの項目だけ桁違いに多いことがよくあるため、対数目盛にしています
縦軸伸長率(後半の件数 ÷ 前半の件数)。点線(伸長率1)より上が、件数が増えた項目です
バブルの大きさ後半の件数

出願人 × 出願年の例です。宁德时代新能源科技股份有限公司(CATL)は件数が多く伸長率2.99で右上に、SAMSUNG SDI は件数は中くらいながら伸長率2.49で上のほうにあります。トヨタ自動車は0.88で点線のすぐ下、LG化学(0.26)と三洋電機(0.11)は下のほうにあります。

AIサマリー 用途大分類 × 出願年の例です。電気・電子部品・半導体は件数が多く伸長率1.28、環境・エネルギーは1.88で最も伸びています。セキュリティ・防災・防衛は件数は少ないものの1.63です。医療・ヘルスケア・バイオと建築・建設・インフラは点線の下にあります。

見方のポイント

  • 右上:規模が大きく、伸びている(主要なプレイヤー・成長分野)
  • 左上:規模は小さいが、急に伸びている(新しく伸びてきたプレイヤー・分野)
  • 点線の下:件数が減っている
  • バブルにマウスポインターを置くと、前半・後半の件数と伸長率が表示されます。
  • バブルをクリックすると、その項目と2期間の年すべてで絞り込めます。絞り込んだ件数は横軸の値と同じになります(例:CATLで6,834件)。

5. サンキー図

軸ごとの値を縦に並べ(ノード)、隣り合う軸の組み合わせの件数を、流れの太さ(リンク)で描きます。2軸のクロス集計では2列、3軸の集計では3列になります。

出願人 → IPCサブクラスの例です。流れの大半は H01M(電池)に集まっていますが、トヨタ自動車からは B60W・B60K・B60L(車両側の技術)への流れも太く、出願人ごとの技術の広がりの違いがわかります。

出願人 → AIサマリー 課題大分類 → 用途大分類(3軸)の例です。課題では「性能・品質・精度向上」が最も太く、そこから「電気・電子部品・半導体」と「モビリティ・輸送」へ多く流れています。出願人ごとに、どの課題に取り組み、どの用途に向かっているかを1枚で追えます。

見方のポイント

  • 同じ値でも、軸が違えば別のノードとして表示されます。左右の矢印のアイコン(軸入替)で1列目と2列目を入れ替えられます。
  • 3軸の場合、1件の組み合わせが「1列目 → 2列目」と「2列目 → 3列目」の2本のリンクに含まれます(リンクの合計は件数の2倍になります)。
  • ノードをクリックするとその値で、リンクをクリックすると両端の値で絞り込めます(例:「トヨタ自動車 → H01M」のリンクで7,696件。リンクの値と同じ件数です)。

6. マップをクリックして絞り込む

新しい4種類のグラフは、棒・点・バブル・ノードなどをクリックすると、その値が検索条件に入ります。ヒートマップ・ツリーマップ・サンバーストなど、これまでクリックしても絞り込めなかったグラフも、クリックで絞り込めるようになりました。

グラフごとにクリックする場所と入る条件、続けてクリックしたときの動きは、マップをクリックして絞り込む をご参照ください。

7. PFレポートのプリセット

PFレポートの「プリセットチャート」に、新しいグラフを使った次の5つが加わりました。チェックを入れて「マップ作成」をクリックするだけで、今の検索結果でマップを作成できます。

プリセット内容わかること
出願人の集中度マップ出願人(上位20)のパレート図少数の出願人に集中しているか、分散しているか
出願人別の増減マップ出願人 × 出願年のスロープチャート前半・後半で出願を増やした/減らした出願人
出願人のポジショニングマップ出願人 × 出願年の伸長率バブルチャート主要・急伸・縮小の出願人
技術領域のポジショニングマップIPCサブクラス × 出願年の伸長率バブルチャート伸びている・縮小している技術領域
出願人別の技術領域フロー出願人 × IPCサブクラスのサンキー図主要な出願人の技術領域の配分

操作方法は PFレポート をご参照ください。

※PFレポートの中のグラフは、クリックしても絞り込みは行われません。絞り込みは、検索結果画面の「分析」のグラフで行ってください。

8. ご利用にあたっての注意

  • 直近の年は件数が少なく表示されます。出願から公開までおよそ1年半かかるため、直近の年を含む後半の期間は、まだ公開されていない分だけ件数が少なくなります(スロープチャート・伸長率バブルチャート)。期間は 集計条件を設定(マップ表示条件の設定) で調整してください。
  • 伸長率バブルチャートには、前半が0件の項目は表示されません。伸長率を計算できないためです。後半に新しく現れた項目は、表形式やスロープチャートで確認してください。
  • クロス集計では、上位の項目だけが集計されます(初期設定は各軸の上位10件)。スロープチャート・伸長率バブルチャート・サンキー図に表示されるのも、その上位の項目です。表示件数は「集計条件を設定」で変更できます。
  • スコア平均化を使っている場合、パレート図・伸長率バブルチャート・サンキー図を選ぶと平均化がオフになり、合計で描かれます(平均は足し合わせられないため)。別のグラフに戻してもオフのままです。スロープチャートは、件数で重み付けした期間の平均で描けます。詳しくは スコア集計とスコア平均化 をご参照ください。
  • 2軸のクロス集計で時系列を含む場合、サンキー図は選べません。年をノードにすると読み取りにくくなるためです。時系列の変化はスロープチャート・伸長率バブルチャートで確認してください。

9. よくある質問

Q. 新しいグラフがチャート種類のプルダウンに表示されません。

A. 集計の形によって、選べるグラフが決まります。パレート図は1軸の集計(出願年などの時系列を除く)、スロープチャートと伸長率バブルチャートは出願年などの時系列を含むクロス集計、サンキー図は時系列を含まないクロス集計か3軸の集計で選べます。「1. 新しいグラフの選び方」の表をご確認ください。

Q. パレート図の折れ線が100%になりません。

A. 折れ線は「その他」を含む全体に対する割合のため、上位の項目だけを表示していると100%に届きません。「その他」の棒を表示すると100%に届きます。

Q. 直近の年の件数が少なく見えます。

A. まだ公開されていない出願(出願から公開までおよそ1年半)が数えられていないためです。集計条件で出願年の範囲を調整してください。

Q. 伸長率バブルチャートに表示されない出願人がいます。

A. 前半の期間に1件もない項目は、伸長率を計算できないため表示されません。また、クロス集計は上位の項目だけを集計します(初期設定は各軸の上位10件)。

Q. 伸長率バブルチャートの横軸の目盛りが等間隔ではありません。

A. 横軸は対数目盛です(1,000 → 10k → 100k が同じ幅)。件数が桁違いに多い項目があっても、ほかの項目が詰まって見えにくくならないようにしています。

Q. スロープチャートの期間はどう決まりますか?

A. 集計期間(初期設定は直近10年)を同じ長さの前半・後半に分けます。期間を変えたい場合は「集計条件を設定」で出願年の範囲を変更してください。