審判情報・訂正後の請求項

審判情報・訂正後の請求項

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訂正・審判の内容で特許を探し、訂正後の請求項を読む・付与時と並べて比べる・審判情報タブで審決や決定を読む・エクセルに出すまでの操作を、動画(約1分31秒)でご覧いただけます。

※音声はありません。字幕でご覧ください。


特許庁の審判公報(特許異議の申立ての決定、無効審判・訂正審判の審決、訂正公報など)を取り込み、訂正で書き換わった請求項と審判の経過を個別特許ページで読めるようになりました。訂正後の請求項・審判情報は検索条件にも使え、訂正後の請求項はエクセルにも出力できます。

特許は登録後も、特許異議の申立てや無効審判の中で請求項が訂正されることがあります。訂正が認められると、権利範囲は訂正後の請求項で決まります。これまでは訂正後の請求項を読むには審決公報を別に探す必要がありましたが、Patentfieldの中で読み比べ・検索・出力ができます。

この記事でわかること

  • 請求の範囲タブで、訂正・付与・出願の請求項を切り替えて読む方法
  • サブカラムで付与時と訂正後の請求項を並べて比べる方法
  • 審判情報タブの見方
  • 検索条件「訂正後の請求項 (JP)」(CCL)・「審判情報 (JP)」(JPJD)の使い方
  • エクセル出力項目「訂正後の請求項 (JP)」

1. 請求の範囲タブで訂正後の請求項を読む

個別特許ページの「請求の範囲」タブの上に、読む版を切り替えるボタン(訂正・付与・出願)が表示されます。訂正を選ぶと、上の枠に審判番号・審判の種類・確定日・公報発行日が表示され、本文は訂正後の請求項になります。下線部が訂正で加わった箇所です。


  • ボタンは新しい順(訂正 → 付与 → 出願)に並びます。ページを開いたときは、いちばん新しい版(訂正があれば最新の訂正)が選ばれます。
  • 訂正のボタンには確定日が付きます。同じ日に確定した訂正が複数あるときは、審判番号も付けて見分けられるようにしています。
  • 選んだ種類(訂正/付与/出願)はブラウザに記憶され、次に開いた文献でも同じ種類が選ばれます。
  • 枠の「訂正の要旨」を開くと、審判公報に載った訂正の要旨を読めます(「審決の【理由】欄参照」とだけ書かれた公報もあります)。
  • 訂正の無い文献では、ボタンは「付与」「出願」だけになります。
訂正後の請求項は、訂正公報・審決に載ったとおりに表示します。訂正されなかった請求項を付与時の請求項で補うことはしていません。

2. 付与時と訂正後の請求項を並べて比べる

ページ設定の横のサブカラムで「請求の範囲」を選ぶと、右側にも請求の範囲が表示されます。左(メイン)と右(サブカラム)で別々に版を選べるので、左に付与、右に訂正を並べて比べられます。


3. 審判情報タブで審決・決定を読む

審判公報が1件以上ある文献では、「審査・登録記録」の右に「審判情報」タブが表示されます。審決・決定・訂正公報などを1件1行で並べます。


  • 1行目に日付・種類・審判番号が、訂正を含むものには「訂正あり」が表示されます。2件以上あるときは件数と「すべて展開」が表示され、1件だけの文献は開いた状態で表示されます。
  • 見出しの日付は審決・決定の日です(訂正公報など審決日の無いものは確定日、それも無ければ公報発行日)。
  • 行を開くと、書誌(審判請求日・審決・決定日・確定日・公報発行日・公報種別・審決分類・発明の名称・登録番号・最終処分)、当事者(請求人・被請求人・異議申立人・権利者)と代理人、審判長・審判官、結論が表示されます。
  • 「事件の表示」「理由」はさらに畳んであり、クリックで開きます(理由は長文になることがあるため)。

※この記事の画像では当事者・代理人・審判官の氏名を伏せています。実際の画面には公報どおりの氏名が表示されます。

項目表示のしかた
審判番号新しい公報は「2021-700008」のように年と番号を区切って表示します。古い公報(2021年頃まで)は「不服2021-3545」「平成10年審判第18324号」のように公報の表記のまま表示します
最終処分古い公報の「成立」「維持」のような語はそのまま表示します。新しい公報では表示しません(内容は結論で確認できます)
当事者・代理人請求人・被請求人などの種別ごとに1行にまとめ、公報に載った順に並べます

4. 検索条件で訂正後の請求項・審判情報を探す

フィルター条件やコマンド検索の検索項目で日本 (JP) > 審判記録を開くと、末尾に「訂正後の請求項 (JP)」(コード CCL)と「審判情報 (JP)」(コード JPJD)があります。


項目名コード検索の対象
訂正後の請求項 (JP)CCL最新の訂正の請求項(訂正が複数ある文献でも、確定日がいちばん新しい訂正だけ)
審判情報 (JP)JPJDその文献の審判公報すべて(事件の表示・結論・理由、当事者・代理人・審判官などを含む)

どちらもキーワードの部分一致で、ほかのテキスト項目と同じく部分一致・近傍で検索できます。コマンド検索では、たとえば次のように書きます。


探したいもの書き方の例
訂正後の請求項に「ヒートシール」があり、審判公報に「異議」が出てくる文献CCL:ヒートシール AND JPJD:異議
訂正で除くクレーム(限定)が加わった特許CCL:"を除く"
進歩性が争点になった審決JPJD:進歩性
メイン検索窓のキーワード検索(名称・要約・請求の範囲などの検索対象を選ぶ検索)では、この2項目を検索対象に選べません。フィルター条件かコマンド検索で指定してください。

検索項目の一覧は検索項目コード、コマンド検索の操作はコマンド検索をご参照ください。

5. エクセルに訂正後の請求項を出力する

検索結果のエクセルダウンロードで、出力項目の日本 (JP) > 審判記録に「訂正後の請求項 (JP)」が加わりました。項目名で検索(「訂正」など)しても見つかります。


  • 出力されるのは最新の訂正(確定日がいちばん新しい訂正)の請求項です。訂正の履歴や審判情報は出力しません。
  • ほかの請求項の列と同じく、請求項ごとに改行した形で出力します。長さは10,240字までです。
  • 訂正の無い文献は空欄です。

エクセルの出力項目の一覧はエクセルダウンロード項目一覧をご参照ください。

6. 対象と収録データ

項目内容
対象国日本(JP)の文献(審判公報がある出願)
収録データ特許庁の審判公報(審決・決定・判定・判決、審判の訂正公報)。取り込みは日次です
件数の目安2026年9月時点で、審判公報のある出願が約33万件、そのうち訂正後の請求項がある出願が約2.3万件です
明細書だけの訂正明細書だけを訂正した訂正(請求項を含まないもの)は、請求の範囲タブの版には表示されません(審判情報タブには表示されます)

よくある質問

Q. 追加の契約は必要ですか?

A. 不要です。

Q. 訂正後の請求項が一部の請求項しか表示されません。

A. 訂正公報・審決に載った請求項をそのまま表示しています。訂正されなかった請求項を付与時の請求項で補うことはしていません。付与時の請求項と見比べるときは、サブカラムで並べてください。

Q. 審判情報タブが表示されない文献があります。

A. 審判公報が1件も無い文献では表示されません。審判の請求があっても、審決・決定の公報が発行される前は表示されません。

Q. 訂正の版が「訂正後の請求項を取得できませんでした」になります。

A. 通信の失敗などで訂正の履歴を読めなかったときの表示です。「再取得」を押してください。その間も付与・出願の版は読めます。

Q. 過去の訂正の版も検索・出力できますか?

A. 検索・エクセル出力の「訂正後の請求項」は最新の訂正だけが対象です。過去の訂正の版は個別特許ページでだけ読めます。

Q. 審決の本文もエクセルに出せますか?

A. 現在は出せません(出力できるのは訂正後の請求項だけです)。検索条件 JPJD で絞り込むことはできます。

Q. JPJD で英字を検索すると、関係ない文献が当たります。

A. 審判情報は当事者の種別などの情報もまとめて検索の対象にしているため、英字の語では意図しない箇所に当たることがあります。日本語の語や、ほかの条件と組み合わせて絞り込んでください。