特許調査における「内容の把握しやすさ」と「検索のしやすさ」を向上させるため、2025年9月30日(火)から検索や表示の初期設定(デフォルト)がAIサマリー基準となります。
この変更により、特許検索に不慣れな方や、専門外の技術分野や海外の特許文献であっても、より直感的かつ包含的に特許を検索し、内容をスクリーニングできるようになり、ユーザーの特許調査効率化や検索体験の向上をサポートします。
変更日
2025年9月30日(火)
主な変更点
以下の変更点については、「AIサマリーグローバル」の契約有無により挙動が異なります。
「AIサマリーグローバルオプション」を契約している場合:「AIサマリーグローバル」がデフォルト基準
「AIサマリーグローバルオプション」を契約していない場合:「AIサマリー」がデフォルト基準
1.簡易検索の検索対象
トップページの簡易検索フィールドで検索する場合や簡易検索モードで検索対象を指定しない場合、これまでの「公報原文の全文」に加えて「AIサマリーの独自要約テキスト」も検索対象に含まれるようになります。
これにより、平易な言葉やキーワードで検索しても、関連する特許がヒットしやすくなります。
トップページの簡易検索フィールドで検索する場合
簡易検索モードで、検索対象を指定せずに検索する場合
2.AIセマンティック検索の対象特徴量
AIセマンティック検索の類似文書検索で用いる特徴量の初期設定が「AIサマリー特徴量」になります。
これまでの「公報原文」を対象とした特徴量と異なり、「AIサマリー特徴量」ではアルゴリズムを改良することにより、より関連度の高い特許がヒットしやすくなります。
3.検索結果の表示形式
検索結果ページでの初期表示形式が「AIサマリー表示」になります。
AIが生成した分かりやすく、読みやすい独自要約が表示されるため、これまでの公報原文の要約と異なり、発明のポイントが把握しやすくなります。
4.関連度順ソート・関連特許
検索結果を関連度順で並び替える「関連順」や、関連特許をAIで再検索する「関連特許」の基準が「AIサマリー特徴量」になります。
関連順と関連特許の詳細は、
こちら※「AIサマリーグローバルオプション」を契約している場合に、「関連特許」をクリックすると、国内外を横断して類似特許を検索することができます。
これまで通りの表示・検索方法について
今回の変更は、あくまで初期設定の変更です。一定の操作により、従来の表示形式や検索対象を戻すことが可能です。
一度設定を変更すると、その状態はブラウザのCookieに保存され、次回以降も同じ設定でご利用いただけます。(同じブラウザを使用した場合に限ります)
1.簡易検索の検索対象
簡易検索モードを開き、特定の検索対象を指定して、「ピンマーク」をクリックすることで、指定した検索対象を固定することができます。
※変更日前の簡易検索で検索対象を指定しない場合には、「「特許番号、タイトル、請求の範囲、明細書、出願人、権利者、代理人、特許事務所、発明者」など、幅広く検索しています。
2.AIセマンティック検索の対象特徴量&4.関連度順ソート・関連特許
AIセマンティック検索の類似文書検索で用いる特徴量で「原文特徴量」を選択し、「ピンマーク」をクリックすることで、これまでの対象特徴量に固定することができます。
3.検索結果の表示形式
検索結果ページでの表示形式で「原文リスト形式」を選択することで、公報原文のみを表示できます。
なお、「
表示項目設定」を使用することで、公報原文+AIサマリーの各種テキストを併記して表示することもできます。