簡易検索は、特許検索に慣れていない方向けに、検索したいキーワード(全固体電池、ソーラーパネル、etc)や企業名(〇〇株式会社)を入力するだけで、簡単に特許を検索することができる検索方法です。
簡易検索でできること(例)
・企業名(出願人),発明者,代理人名での検索
・公報番号での検索
・キーワードでの検索
・対象期間・国・公報種別等を指定した検索
基本操作
トップページにある入力フィールドに、検索したいキーワード、企業名、発明者、代理人名、特許番号などを入力します。
入力フィールドは、「特許番号、タイトル、請求の範囲、明細書、出願人、権利者、代理人、特許事務所、発明者」など、幅広く指定できます。
入力フィールドに、キーワードや特許番号を入力すると、サジェスチョンが表示されますので、検索したい対象を選択します。
(例では、「京都大学」を入力し、
サジェストから「国立大学法人京都大学」を選択しています。)
その後、その他の検索条件の追加や絞り込みを行う場合は、「▼」マークをクリックし、簡易検索画面を開きます。
簡易検索画面
簡易検索画面では、検索条件の追加や絞り込みができます。
簡易検索画面は、以下のいずれか(青枠)の方法から、開くことができます。
・トップページの簡易検索入力フィールド内の「▼」マークをクリック。
・トップページのプロフェッショナル内の簡易検索をクリックする。
1.検索対象
タイトル、要約、出願人等の対象を選択してフィルターできます。
2.メインクエリ
入力フィールドに、検索したいキーワード、企業名、発明者、代理人名、特許番号などを入力します。
3.対象期間
対象期間を限定して、フィルターをかけることができます。【入力例 】2020年4月15日前に公開された公報を検索する場合
4.代表
チェックを入れることで、「ファミリー結合+代表(日本語,英語」での検索が実行されます。
・ファミリー結合:検索結果の各出願にファミリーが存在する場合は、そのファミリーを含めて検索することができます。
・ファミリー代表:複数のファミリー出願がある場合に、優先適用順位に従って複数のファミリー出願から代表のみを検索することができます。
ファミリー結合、ファミリー代表については、
こちらをご参照ください。
5.公開国
公開国を選択してフィルターできます。なにも選択しない場合は、「全選択」として検索を実行します。
「JP」を選択して検索すると、WOの『日本語特許出願』も検索結果に反映されます。
WOの『日本語特許出願』を検索結果から除外する場合は、「not WO」にチェックを入れてください。
6.公開種別
出願公開公報、特許公報、実用新案など、公開種別でフィルターできます。
7.リーガルステータス
特許権の権利が維持されているか、抹消済であるか、出願を放棄済みであるか、審査請求済みであるかなど、リーガルステータス(法的状態)に基づくフィルターを設定できます。
検索画面入力例
・検索対象に「出願人」を選択すると、出願人「国立大学法人京都大学」の特許を検索対象として指定できます。
・対象期間を入力すると、検索対象とする期間(入力例では、公開日が2020年4月15日より前を対象)の指定ができます。
検索ボタンをクリックすると、入力した条件で検索が実行されます。
チェックのついていない項目は、すべて選択した状態として検索が実行されます。
たとえば、「公開国」にチェックがついていない場合は、収録されているすべての国を対象に検索がされます。
ただし、日本語でキーワード検索した場合は、基本的には日本語の公報しかヒットしません。
日本公報のみを検索したい場合は、公開国で「JP」と「not WO」の両方を選択してください。
(JPだけを指定すると、JPを受理官庁にしたWO出願もヒットします。)
また、リーガルステータスの「権利維持(JP)」を選択すると、権利が成立し、まだ放棄されていない(=権利として有効な)ものに絞り込みすることができます。
その他
簡易検索画面は、詳細検索画面の「フィルター(簡易)」の指定と連動しています。